とても心配になりますよね。まず、叩く行動=性格が悪いということではなく、気持ちの処理や伝え方が追いついていないサインであることが多い、という点は大切です。
小学5年生は
- 思春期の入り口
- 感情が強くなる
- 自立したいのにうまくできない
という時期で、怒りが「手」に出やすいことがあります。
まず今すぐ大切な対応
① 叩かれたら、その場で「短く・静かに」
感情的に叱ると逆効果になりやすいです。
👉 低い声で
「叩くのはダメ。私は悲しい/痛い」
「言葉で言おう」
長い説教はNG。短く、毎回同じ言い方をします。
② 落ち着くまでは距離をとる
怒りのピーク中は話が入りません。
- 少し離れる
- 別の部屋に行く
- 「落ち着いたら話そう」と伝える
これは逃げではなく安全確保です。
落ち着いた後にやること(とても重要)
③ 「気持ち」に焦点を当てる
叩いた事実だけで終わらせないことが大事です。
例:
「あの時、何が一番イヤだった?」
「どうしてほしかった?」
→ 共感はするが、叩く行為は認めない
「そんなに悔しかったんだね。でも叩くのはダメ。言葉で教えてほしい」
④ 代わりの行動を教える
「叩くな」だけでは足りません。
✔ 怒ったら
- その場を離れる
- 深呼吸3回
- 紙に書く
- クッションを叩く
などOKな発散方法を一緒に決めます。
見逃さないでほしいサイン
次のようなことがあれば、一人で抱えなくていいです。
- 叩く頻度が増えている
- 家以外(学校・きょうだい)でも出る
- 本人が「止められない」と言う
- 親子関係が険悪になってきた
👉 学校のスクールカウンセラー、小児科、児童相談所の相談窓口は「問題児」扱いではありません。
親の相談先として使って大丈夫です。
最後に
あなたが「困って相談している」時点で、もう十分に向き合っています。
完璧な対応は誰にもできません。
もしよければ、
- 叩くのはどんな場面が多いか
- 叩かれる相手は誰か
を教えてください。
状況に合わせて、もう少し具体的な関わり方を一緒に考えられます。
算数がわからない時
教えてくれてありがとうございます。
**「算数がわからない時に怒って叩く」**のは、実はとてもよくあるケースです。
これは
👉 算数そのものより「できない自分がつらい」「分からないと言えない」気持ちが爆発している可能性が高いです。
その瞬間の対応(いちばん大事)
① 叩かれたらまず安全+短い言葉
感情に反応しないのがコツです。
「叩くのはダメ。手は止める」
「今は算数やめよう」
✖「なんでこんな簡単なのが分からないの!」
✖ そのまま続ける
→ 爆発が大きくなります
② その場で勉強を中断してOK
算数が分からず感情が荒れている時は、続けても入らないです。
👉
- 5〜10分休憩
- 水を飲む
- 体を動かす
**「逃げ」ではなく「立て直し」**です。
落ち着いた後の関わり方
③ 正解より「気持ち」を先に拾う
あとで必ず一言。
「分からなくて、すごく悔しかったんだね」
「できない感じがイヤだったんだよね」
※ここでは算数の話はしない
→ まず心が回復してから
④ 算数は“できるところまで戻す”
5年生でも、つまずきは3〜4年生以前にあります。
✔ 急に難しい
✔ 文章問題で止まる
✔ 計算ミスが多い
👉
- 一段階やさしい問題に戻す
- 1問できたら終わり
- 「今日はここまでで十分」と区切る
叩かないための「事前ルール」
落ち着いている時に、一緒に決めます。
例:
- 分からなくなったら
👉「わからない」と言う
👉 手を挙げる/机に伏せる - 叩きたくなったら
👉 その場を離れる
👉 クッションを使う
「叩くのはダメ。でも困る気持ちはOK」
この線引きがとても大切です。
実はよくある背景
算数で叩く子は
- 真面目
- 負けず嫌い
- 頑張り屋
なことが多いです。
「できない自分」を受け入れる力が、まだ育ち途中なんです。
もしよければ教えてください。
- 家庭学習(宿題・ドリル)で起きますか?
- 親が教えている時ですか?
それによって、具体的な声かけや環境の作り方をもう一段詳しくお伝えできます。
家庭学習で母親が教えている時
状況を教えてくれてありがとうございます。
**「家庭学習 × 母親が教える × 算数」**は、実は一番トラブルが起きやすい組み合わせです。
お母さんの関わり方が悪いわけではありません。
なぜ“お母さん相手”だと叩いてしまうのか
5年生の女の子の場合、とくに多い理由です。
- 学校では我慢している
- 先生・友達には叩けない
- 一番安心している相手=お母さんに感情が出る
- 「分からない=情けない」が強い
👉 甘え+自己否定+悔しさが一気に爆発します。
今すぐ変えてほしいポイント(とても効果あり)
①「教えない時間」を作る
お母さんが“先生役”になるほど、衝突します。
✔ 最初の5分だけ説明
✔ あとは
「ここまで一緒にやったから、あとは自分で」
途中で詰まったら
「ここまで戻ってやってみよう」
② 正解を言わない
つい言いがちですが、怒りを誘発します。
✖「違う」「だから言ったでしょ」
◎
「どこまで分かってる?」
「ここはどう考えた?」
間違い=失敗にしない空気が大切です。
③ 時間で区切る(内容で区切らない)
「15分やったら終わり」
✔ 解けなくても終わり
✔ 途中でも終わり
→ 終わりが見えると爆発しにくい
叩いた時の“型”を決めておく
毎回同じ対応にします。
- 無言で距離をとる
「叩くのはダメ。今日はここまで」
- 勉強は即終了
※ 叩いた結果、勉強が終わるのは困る?と思うかもしれませんが、
今は「叩かないで困る力」を育てる方が先です。
落ち着いた時に伝えてほしい大事な一言
「できなくても、あなたの価値は変わらない」
「分からないって言っていいんだよ」
これは算数の指導ではなく、心の支えです。
長期的におすすめ
可能なら
- 週1回だけでも
- 父親
- オンライン学習
- 学習支援
に“先生役”を分散してください。
「母=評価される人」から外すだけで、叩きはかなり減ります。
ここまで本当によく頑張っています。
もしよければ次に、
- どの単元(分数・割合・文章題など)
- 宿題の量
を教えてください。
算数のつまずき対策+感情爆発の予防を一緒に具体化できます。
割合と文章題
教えてくれてありがとうございます。
「割合 × 文章題」は、5年生でいちばん自信を折りやすく、感情が爆発しやすい単元です。
叩いてしまうのは「理解力がない」からではありません。
なぜ割合・文章題で荒れやすいのか
この2つは同時に求められます。
- 数の理解
- 日本語の理解
- 状況を頭に思い浮かべる力
👉 脳が一気に疲れる
👉 分からない → 焦る → 恥ずかしい → 怒り
👉 一番近いお母さんに出る
これは能力ではなく負荷の問題です。
家庭学習での“型”を変える(超重要)
① 文章は「読ませない」
✖「まず読んでみて」
→ ここで止まります。
◎ お母さんが読む
「全体を100とするとね…」
「どれが元の量かな?」
読む=理解ではない子が多いです。
② 割合は「式より図」
式は最後です。
紙に必ずこれを書きます👇
───100%(もと)
│ │
↑ ↑
わかってる 求めたい
例:
「120人のうち、30%は女子。女子は何人?」
- 120人 → もと
- 30% → どのくらい
- 人数 → 求める
👉 丸で囲ませるだけでOK
解かなくていい日もあります。
③ 1問を「3段階」に分ける
解く前にここまでできたら合格。
①
「何が100%?」
②
「何が分かってる?」
③
「何を出す?」
③まで行けたら、その日は終わりでOK
解かなくても叱らない。
怒りが出そうな時の予防フレーズ
叩く直前は、だいたいこの状態です👇
「分からないのにやらされる」
その前に、お母さんが言います。
「今日は図を書けたら終わりにしよう」
「分からなくなったら、やめていいよ」
👉 逃げ道が見えると、手は出にくい
叩いた後に“絶対言ってほしい言葉”
落ち着いてからで大丈夫です。
「算数が分からなくて苦しい気持ちは分かる」
「でも、叩くのはNG。次はどうしようか」
叩かない方法を一緒に決める
(席を立つ・紙を伏せる・合図を出すなど)
今は「理解」より「自己否定を止める時期」
割合・文章題でつまずく子は
- 真面目
- 頑張りすぎ
- できない自分を許せない
ことが多いです。
今ここで必要なのは
📌 正解
より
📌 「分からなくても大丈夫」という経験
もし余力があれば次の一手として
- 割合だけは動画で先に見る
- 家では「図だけ」
- 解くのは学校 or 他の人
これだけで、叩く行動はかなり減るケースが多いです。
お母さん、ここまで本当によく向き合っています。
責められる状況ではありません。

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